異常気象について
気象庁では、「過去30年の気候に対して著しい偏りを示した天候」を異常気象と定義している。
世界気象機関では、「平均気温や降水量が平年より著しく偏り、その偏差が25年以上に1回しか起こらない程度の大きさの現象」を異
常気象と定義している。
エルニーニョ現象や、これに南方振動を含めたENSOは、異常気象の原因となるとされているが、エルニーニョ現象は数年の周期で起
こるものであり、「エルニーニョ現象=異常気象」ではない。
また、気象庁の異常気象レポートでは、「過去に経験した現象から大きく外れた現象で、人が一生の間にまれにしか経験しない(過
去数十年に1回程度の頻度で発生した)現象」(気象庁:異常気象レポート)ともしている。
「異常気象」は、英語の"extreme weather","unusual weather","abnormal weather","anomalous weather"とほぼ同義であり、極端
な気象、稀にしか起こらない気象という概念だとされている。しかし近年、メディアを中心に、異常気象が増加しているとの考え方
が浸透し、同時に異常気象という言葉の概念や定義が変わりつつある。傾向として、異常気象の概念は"severe weather","bad
weather"(激しい気象、荒天、悪天候)の概念に近づきつつあり、範囲が広がってきている。これは地球温暖化問題や自然破壊問題
の影響を受けたものだと考えられている。
これに関して、異常気象の『異常さ』が薄れていくこと、あるいは長期的な気候変化により学問的な異常気象の定義が少しずつ変わ
っていくことで、警戒心が薄れたり、気付かないうちに気候が変化していたりするのではないか、という声もある。一方で、逆に異
常気象の概念が限定的になり定義も狭いものになれば、異常気象の把握が難しくなったり、異常気象に気付きにくくなるのでは、と
いう声もある。
自然変動の周期はさまざまであり、1日周期の太陽放射から十数年周期の太陽黒点活動、数十万年周期のミランコビッチ・サイクルま
である。また、それにしたがって地球全体や地域的規模の気候の変動の周期も数日~数十万年の実にさまざまなものがある。
周期の長いものや短いものは「30年あるいは25年に1度」という異常気象の判断基準に合わず、変動の山や谷にあるときは現在から見
れば異常気象であっても、当時の状況では異常気象ではない、ということがある(氷河期など)。
こういったことから、異常気象であるかどうかという判断は、そのときに用いるものさし(時間スケール)に大きく左右される。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
今年の夏は冷夏でしたね。冬は寒くなるんでしょうか。
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